平中サービス 事故防止のデザイントラック製作、地元高校とコラボ

【岐阜】平中サービス(伊藤雅也社長、多治見市)はこのほど、社会貢献の一環として、交通事故防止を啓発するデザイントラックを製作。同車両は18日、多治見警察署で行われた秋の全国交通安全運動の出発式でお披露目され、運行を開始した。
同社はこれまで、地域をPRするラッピングトラックなどを複数台、製作してきたが、警察署とのコラボは今回が初めて。製作の経緯について伊藤社長は「我々は公道を利用させていただいて仕事をしている身。そのため、交通安全活動に寄与したいと考えた」と説明する。
車体の側面に多治見西高校まんが部の学生が「飲酒運転禁止」「歩行者優先」「自転車でのヘルメット着用」をテーマに描いたイラストが掲載されている。デザインはデザイン会社であるC―POWERグループ(同市)が担当し、遠目からでも見栄えの良い仕上がりとなった。
もう一方の側面には「交通事故のない未来」の実現を目指し、多治見署の警官がプリントされている。同トラックは岐阜県と愛知県を走行する予定。
多治見市の髙木貴行市長は「このデザインは、市民が交通安全を守るきっかけになる。積極的にトラックを走らせ、市民の安全意識向上に貢献していただきたい」とコメント。
また、同署の原井隆宏署長は同社の活動に感謝を述べるとともに、交通事故防止への理解を促した。
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