中国陸運 求人目的で車両に自社広告、光るコピー「一緒に前へ」

【広島】中国陸運(西尾義輝社長、廿日市市)は求人の新しいアプローチとして、自社のトラックに広告をプリントした。広島市の北部から山口県の岩国市周辺で運行を始めている。西尾社長は「これまでの方法では目を留めてもらえなかった層にもアピールしたい」と考える。
食品の共配、幹線輸送を行う同社の事業を端的に表わし、暮らしに欠かせないものとの思いを込めた「私たちは『食』を繋げています」とのメッセージをデザイン。ドライバー役は、地元メディアでスイーツ男子として活躍する藤本裕介さんを起用。誠実さが伝わる笑顔が印象的だ。
後部扉には、ドライバーの力強さが窺える写真と、「一緒に前へ」というコピーを配置。自社で持つオートボディープリンターで施工するため「デザインさえ決まれば2日ほどで完成する。様子を見ながら同様の役割の車両を増やしたい」と話す。
なお同社は、面接時に応募の傾向を探るアンケートも始める。「QRコードを面接の場で読み取り、答えてもらう。傾向とそれに適した求人対策を打つことが目的」と西尾社長。
また、同社は大阪営業所(大阪府高槻市)の約250㍍東側に「高槻第2センター」を新設する。既存業務の増大によるものだが、近畿圏を中心とした新たな需要も見込んでいるという。施設は650坪で、地元で100人を雇用予定。5月の開業を目指し、準備を進めている。
◎関連リンク→ 中国陸運株式会社