梅里物流サービス トラックデザインアワード、挑戦の場を提供

【茨城】梅里物流サービス(中田剛社長、つくば市)は2月3日、つくばビジネスカレッジ専門学校(國府田一之校長)で、同校と連携し昨年から展開してきた「トラックデザインアワード」の表彰式を開催した。
同社が昨年、ウイングボディートラックにプリントするメインビジュアルとしてデザインを募集すると、同校のビジュアルデザイン学科グラフィックデザインコース、マンガ・イラストコースの授業課題として取り組まれることになり、生徒らは制作に打ち込んできた。
テーマは、「同社で手掛けるトラックプリントサービスの宣伝となる尖ったデザイン」、もしくは「若年層のドライバーへの応募意欲を喚起するデザイン」。
中田社長は、「当初は3作品の表彰予定だったが、優秀な作品が多く7作品に増やした」とし、「どれも皆さんの思いが伝わる素敵なデザイン。これを機に活躍の場を広げてもらえたら」と生徒へ感謝の言葉とエールを送った。
4回の審査を重ね、応募総数57点から最終的に選ばれたのは7作品で、見事最優秀賞に輝いたのは鈴木琴音さんの作品。優秀賞は又吉真衣さん、佳作は野口陽暉さん、審査員特別賞として清水春花さん、大西諒さん、諸星李華さん、卯月伽奈さんがそれぞれ選ばれた。
受賞者からは「どうしたら人の視線を集められるかを重視し、デザイナー視点で考えた」などの声が聞かれた。
中田社長から各受賞者へ、受賞の理由とともに記念品と賞金が手渡された。また、最優秀賞は大型トラック、優秀賞と佳作は4㌧車にプリントされ、運行を開始したばかりだ。
最優秀賞に選ばれたデザインタイトルは「熱く照らされ灯る決意」で、受賞した鈴木さんは、「まさか自分が選ばれるとは思っていなかったので、夢のよう。トラックが走る姿を早く見たい」と喜びを語った。