デリバリー・ホートク 富士山トラック運行、地元への思いを形に
【静岡】デリバリー・ホートク(木下正孝社長、富士市)はこのほど富士山トラックの制作に参加し、その運行をすすめている。
富士山トラックの制作は富士市がシティプロモーションを目的に行っている企画で、通常、毎年2社の運送企業がこれに参加。今年度は同社と羽衣運輸(村松俊彦社長、同)が名を連ね、来年2月にはそのお披露目式典が予定される。
同社では富士山トラックはもちろん、プリントトラックを走らせるのも初めての試み。デザインには来年1月で役割を終える、新幹線検査専用車両「ドクターイエロー」が雄大な富士山の前を横切るものを選定した。
完成車両について、木下社長は「見るほどに『いいな』という印象。富士市のPRになるし、遠方の人に富士山の姿を届けられる」と語り、また木下志保常務は「プリントトラックに興味があったので感動した。知人からも『見たよ、あれいいね』と言われうれしい」とそれぞれが手応えに言及する。
今後については「印象に残りやすい車両なので自社における良いイメージづくりになると期待している」と社長。富士山や地元へ対する愛着も強く、今回の動きはそんな同社の思いを形にした前向きな取り組みとなったようだ。