和物流 ラッピングトラック出発式、設立30周年記念して製作

【奈良】和物流(鴻上なつき社長、生駒郡安堵町)は9月7日、同社第2車庫で地域密着型ラッピングトラックの出発式を開催。来年1月で設立30周年を迎えるにあたり、記念事業として、洋服の直しなどを手掛けるグラン・ママ奈良(山本直紀社長、橿原市)とコラボデザイントラック(10トン車)を製作したもので、当日は両社の関係者らが出席した。
同社の経営理念である「社会を感動でつなぎ、共に成長し続ける幸せな未来をつくります」を体現するラッピングトラックの製作は、30周年記念事業の第一弾にあたるといい、トラックが担う地域への貢献や、協業による未来への可能性について、かねてから親交があった山本社長に協力を持ち掛けたところ快諾され、コラボが実現したという。
トラック側面は、ドライバーにデザインを公募して採用されたもので、同社の企業カラーであるブルーのリボンでトラックを包み込んでいるというかわいいイメージ。後面は、グラン・ママ奈良の新事業である「お手手ワッペン(ペットの肉球をかたどって3Dに仕上げたワッペン)」をPRするデザインとなっている。
鴻上社長は、「グラン・ママ奈良様には快くコラボを引き受けていただき深く感謝している。色鮮やかなデザインで地域を彩りながら、皆さまに笑顔と感動を運び続ける、新たな和物流の顔となる」と述べ、「これを機に、お客様の大切な荷物を運ぶということを強く意識し、安全運行と社会貢献に一層努めていく」との思いを伝えた。山本社長は、「当社も来年に50周年を迎える。厳しい時代ではあるが、30周年・50周年をともに歩めることをうれしく思う。このコラボをきっかけに、さらに地域を巻き込んで盛り上げていければ」と語った。
今回のトラックは、主に県内を運行して地域住民へ広くメッセージを届ける。なお、出発式当日は、リニューアルしたユニフォームのお披露目も行われた。