ドライバーのやる気高める 乗りたい1台で応援

【トピックス】

 

 「一度乗ってしまうと、もう国産には戻れないみたいだ。普段の手入れにも力が入り、それで仕事も頑張れるのであれば...とドライバーが欲しがる車(トラクタ)を買ってやることにしている」と遠藤博道氏(遠藤運輸社長、岡山県和気郡和気町)。大型トラックや重機回送車、ダンプカーなど多種多様な車両を保有しているが、現在の同社の主力はトレーラ輸送だ。



 2016年にボルボ製のトラクタを初めて購入して以来、現場を担うドライバーの声を聞きながら増車・代替えを進めてきた結果、12台あるトラクタのうちボルボが6台、スカニアが5台とほぼ外国勢が占めることに。「乗りたい...と県外から応募してくるドライバーもいる」とのことで、現在は女性1人を含む3人が勤務する。



 そうした"移住組"をサポートするため、本社営業所の敷地内に3部屋、単身者向けの住居も用意している。「代替えの順番がきて『夢はスカニアですけど...』と遠慮がちに話すドライバーもいたので、予定を変更してスカニアを買ってやった」と笑う。高校を出て18歳で入社してきた男性が同社の最年少だが、「彼も21歳になり、去年からスカニアで頑張ってくれている」とうれしそうに話す。

 

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