ニシテ商会 セノプロ仕様の車両導入「トラックは会社の看板」
【愛知】ニシテ商会(西手保社長、名古屋市)ではこのほど、セノプロトラックス(奈良県奈良市)仕様の新車を導入して運行を開始した。
幅広いボランティア活動や子どもたちの夢をのせて走るドリームプロジェクトに加え、地域社会への貢献など幅広い取り組みが特徴的な同社。そんな動きの中心人物である西手隼人氏が業界外の知人から聞かされた「色々インパクトのあることをやっているのに、トラックは地味だな。会社の看板なのにどうして遠慮をしているんだ」との意見はその心を動かした。
「これまで(トラックの)機能的な部分には力を入れてきたが、見た目にあまりこだわっていないことに気付かされた」と同氏は語り、その後はトラックが自社における「走る広告塔」だとするポジションを再認識。動きはやがてセノプロ仕様トラックというシンボル的な車両導入へと展開し、今回の流れとなった。
同車両のハンドルを預かるのは社内ドライバーでもっとも長く勤める小俣佑介部長で、構想段階から携わったこともありトラックへ寄せる思いもひとしお。YouTube上で配信される関連動画に対しての「こういうトラックに乗せてもらえるドライバーは幸せだ」というコメントや、同社では初の新車導入という背景も大きな充実感へとつながっている。
導入の効果について、隼人氏は自社イメージと社内モチベーションの向上をあげて同車両を起点としたさまざまな波及的要素を指摘。今後も社名を背負って走るトラックに対しては「見た目にこだわっていきたい」と前向きな姿勢を見せており、また「他のドライバーからは早くも『次は自分が』といった声が上がっている」とのエピソードにふれて手応えを示している。