bonds 社名は「バンズ」、車両の配色もこだわり
【兵庫】「入社してから管理業務を中心に担当していた」という20年間の佐川急便勤務を経て令和元年10月1日、自らを含めて6人、5台の車両で運送会社を立ち上げた冨永隆志氏(Bonds社長=48、加古郡稲美町)。事業開始から7年目に入っており、現在は大型を中心にトラック34台で主に雑貨や薬品、食品を「北海道と沖縄県を除く全国各地」に向けて運んでいる。
「絆」の意味を持つbonds(ボンズ)から取ったが、響きにこだわって社名の読みを「バンズ」と決めた。そしてもう一つ、同氏の思い入れを感じるのが存在感のあるトラックだ。「もともと黒と緑色の組み合わせが好み」と、欧州車をイメージさせる外観に仕上げている。「高級スポーツカーを運んでいるような、そんなトラックを作りたかった」と話す。
グリーンが蛍光色っぽいこともあって「遠くからでも目立つ」という車両のデザインは、「それまでカスタム屋だった」という創業時メンバーの技術を生かしたもの。人気の欧州トラックと間違いそうな〝顔つき〟は同氏の思惑通りで、「カッコいい、乗ってみたい...と、高速道路で見掛けたというドライバーらが自分で調べて面接に来ることもあった」と話す。
会社を立ち上げた当初は「5年間で100台という目標を立てたが、いまは自前の輸送力として最低32台をキープする考え。法律を変えてもらえるのであれば別だが、いまの規制に中小事業者が対応できるわけがない」と昨年、利用運送も始めた。徐々に業務のウエートが大きくなっており、すでに実運送と半々の状態という。
昨年9月期の売上高は7億2000万円で、今期は10億円の大台を目標に掲げる。高齢化するドライバーの受け皿にも生かせるとの思いもあり、業務委託による軽貨物運送(15台)や、グループ会社で運転代行事業(2台)なども手掛ける。「創業して2~3年のころに作ったままだった」という会社HP
も今春をめどに、「時代に合ったものに」とリニューアルする予定だ。
