名備運輸 ラッピングトラック第1号車を納車
名備運輸(丸川靖彦社長=写真左、小牧市)は2月12日、子どもの絵を描いたラッピングトラックの第1号車を納車した。
導入の経緯は、宮田運輸(大阪府高槻市)の宮田博文社長が一昨年から開始した「こどもミュージアムプロジェクト」に丸川社長が賛同したもの。宮田社長自身が昨年、名備運輸を訪問し、プロジェクトの構想や趣旨を丸川社長に熱く語り、「事故を1件でもなくしたい」との共通認識から、丸川社長が導入を決意した。
今回、ラッピングトラック(4トンウイング車)のハンドルを託されたのは、模範ドライバーとして活躍している班長の古賀健一氏(同右)。息子の勇吾君が描いたトラックの絵に、「おとうさん、いつもありがとう」とメッセージも添えられている。古賀班長は「息子が描いた絵なので嬉しい半面、プレッシャーも感じている。息子にも早く、このトラックを見せたい」と話す。
納車されたトラックを見て丸川社長は、「乗務員は、家族の写真を運転席に飾ったりするので、それと同じ意味だと思う」と話し、「さらに他のドライバーが見ることで、『ホッ』とする気持ちになり、イライラを抑えて事故防止につながり、頑張っているドライバーを知ってもらうことで、業界のイメージアップにもなる。プロジェクトが拡大することで、事故が1件でも少なくなればうれしい」と語る。
「人にやさしい物流を!」を目指す同社では、今後もラッピングトラックを増やしていきたいとしている。
◎関連リンク→ 名備運輸株式会社