萬運輸 コロナ予防のメッセージ込めアマビエ号で感染拡大防止
【神奈川】萬運輸(東海林憲彦社長、横浜市鶴見区)は、新型コロナウイルスの感染拡大防止の願いを込めて、妖怪「アマビエ」のイラストをデザインしたトラック「アマビエ号」を製作した。
アマビエは、豊作や疫病の予言をすると伝えられる妖怪。海中から現れ「病がはやったら私の写し絵を人々に見せよ」と告げて海に戻ったと言い伝えられる。新型コロナウイルスの感染拡大に対し、SNS上では「#アマビエ」「#アマビエチャレンジ」などのハッシュタグとともに多くのイラストレーターや作家がアマビエの絵を投稿している。厚生労働省も啓発アイコンに採用をするなど広がりを見せている。
運送業界では大分県の運送会社がトラックのデザインにデザイナー「東京モノノケ」さんの描いたアマビエのイラストを採用し、SNS上で話題となった。同社は、運送業界におけるアマビエチャレンジの考えに賛同。その輪を広げていく考えから、アマビエ号が誕生した。
アマビエ号は片面にリスペクトを込めて「東京モノノケ」さんのイラストを採用。もう片面は、東海林社長が選んだデザイナー「NAGA」さんのアマビエイラストが飾る。
また、厚生労働省の啓発メッセージ「知らないうちに、拡めちゃうから。STOP感染拡大」のメッセージが添えられる。同社のグループ会社が提供するトラック用ボディープリントサービス「デザイントラック」の技術により製作された。同社長は「感染拡大予防を周知するためにデザイントラックが役に立てばと考えた」と話す。
アマビエ号はゴールデンウィークの連休前に運行を開始。外出自粛のメッセージを載せて走っている。
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