【京都】山城運送（杉山貴富社長、綴喜郡）は、社員がデザインを考えた「デザイントラック」を積極的に導入している。

　同社は、ドライバーがデザインを考えた世界に１台しかないトラックを導入することで車両を大切にし、仕事のモチベーションなどにつなげている。杉山社長は「自分１人だけの車両を創ることで大切に乗ってくれるだけでなく、仕事に対しての夢や目標が持てモチベーションにもつながる」と説明する。

　会社の方針として安心して働け、自分らしさを出して行けるようにしたいと数年前から様々な取り組みをしている同社。ドライバーがデザインを考えたトラックを乗れるようにすることで会社のイメージやアピールにもつながると感じている。

　「会社のアピールをしていくのも大切だと思っているが、荷物の積み下ろしや運転をするサービスをしているのはドライバー。品質の高いサービスをしてもらうために会社の周年を機に取り組みを始めた」と話す。

　ドライバーからは、デザイン案が色々出てくるが、出してもらった案を精査してトラックのボディープリントをしている同社。「気に入ったトラックを運転できることはドライバーのやる気にもつながる。仕事に対しても責任感と誇りを持って取り組んでくれているので、今まで以上に品質も良くなってきている。色々な人に会社のことを知ってもらえるように、積極的に様々な対応をしていきたい」と考えを話す。

　同社は、現在オリジナルデザインのトラックを５台導入している。今後も職場環境を改善し社員のモチベーションや安心・安全に働ける会社を目指して様々な取り組みをしていく考えだ。

◎関連リンク→　株式会社山城運送