マルセイメカニック トラックボディープリント事業を展開
マルセイカンパニーのグループ企業であるマルセイメカニック(金田清隆社長、名古屋市港区)では車検やメンテナンス事業に加え、車両へのオートボディープリント事業を展開している。
プリント事業を開始したのは2年前。担当の山田孝幸マネージャーは「導入から時間がかかってしまったが、今では社内ノウハウができ、自信を持っておススメできる。信じて待ってくれた社長に感謝したい」と話す。
プリント可能な車両は高さ4m、長さは約10mまで。普通車にもプリントでき、選挙カーのオーダーに応えた実績もあるという。山田マネージャーは、「当社で行っているプリントはカッティングシートと違い、塗装を剥がす時はアセトンで洗浄するだけで済む。手間がかからない分、季節のキャンペーンや顧客に合わせた塗装などが可能。数年の運用であれば十分な耐久性があり、カッティングシートと比べても遜色ない」と説明する。
今回の事業展開に関しては、女性雇用促進を狙っている側面もあるという。同社では今年に入り、名古屋総合デザイン学校出身の女性2人(神野三奈さん、宮崎怜奈さん)をプリント事業のために雇用しており、すでにデザインや印刷で活躍中だ。山田マネージャーも「専門に学んできただけあってうまい。センスもある」と絶賛しており、新しく入った2人をメーンに、営業対象の拡大と品質向上を目指す。