新成運輸 モリワキレーシングとコラボ
新成運輸(村木尚哉社長、三重県四日市市)では、高性能な自動二輪、四輪車部品の製造と販売を行うモリワキエンジニアリングが擁する、モリワキレーシングとコラボしたラッピングトラックを走らせている。
コラボの発案者は、元レーサーで休日にはモータースポーツイベントへ積極的に参加しているという中屋敷丈宏輸送業務課長だ。
中屋敷課長は「コラボをしたいと打ち明けてから、社長には色々なチャンスを与えてもらった。今年、実現したのも色々なタイミングが合致した結果。これから車両の露出を増やしていければ」と話している。
車両には2017年から鈴鹿8時間耐久ロードレースに復帰が予定されているモータースポーツの名門、モリワキレーシングをPRするデザインが車両に施されている。車両を見たことで会社への問い合わせにつながることもあり、中には新たな広告掲載に関する問い合わせもあるという。
村木社長は「新たにラッピングトラックを増やしていくことも計画中。ドライバーがラッピングトラックに乗ることを目指し、それがモチベーション向上につながっていく良いサイクルができていけば」と期待を込める。
現在、同車両は関東と東海地区の間を、化学製品をメーンに輸送しながら、地域のイベントなどにもステージトラックとして参加している。同車両を運転する中屋敷課長は「責任の重さを実感している。しかし、責任がある分、運転に対する意識も高まった」としつつ、また「こういうトラックが少ない今だからこそ、注目されるはず。トラックを見た子どもがカッコイイと思ってくれることで、業界に興味を持つきっかけになってほしい。子どもの頃にカッコイイと感じたものの影響力は大きい。安全な運行を通じて、お世話になった会社と運送業界への恩返しもしていきたい」と熱意を燃やしている。
新成運輸では新たなラッピングトラックを企画しつつ、これからもステージカーなど同車両の出番を募集しているという。
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