中央運輸 ラッピングトラックに新バージョンが登場
親会社であるプラスチック製の食品包装容器メーカー・中央化学(埼玉県鴻巣市)のキャラクター活躍の場を、子会社の中央運輸(景山高志社長、岡山県美作市)が物流の最前線で提供する取り組みを続けている。平成20年6月、地球環境の保護を意識した会社ロゴ・マークを採用したのと同時に、本社所属の大型トラックに「トレーマン」をペイント。さらに、もう一つのキャラクター「たれびんマン」5体で構成する〝たれびんジャー〟を同25年5月、関東営業所(埼玉県加須市)に配置する2トン車にもラッピングした。
一方、このほど関東営業所の2トン車に新バージョンのペインティングが採用された。3代目となる今回はトレーマンも参加し、高原でランチを食べる様子が描かれているが、「弁当箱などの食品容器を作っている会社であり、そのPRにもなる」と景山社長。
また、「専用液を使えば絵を消せるメリットは大きい」(同)と、ボディーに直接プリントする工法を初めて採用した。反応がよければ今後、中部営業所(岐阜県関市)も含めて全拠点の車両に導入していく考えもある。
トラック以外にも作業用の前掛けやステッカー、ぬいぐるみ、キーホルダーにキャラクターを活用。さらに最近では着ぐるみを製作し、交通安全などの街頭キャンペーンでも活躍させているが、「ペインティングされたトラックに乗務するドライバーの『常に見られている』という意識が安全運転につながっている」と社長。環境に優しい取り組みにも貢献しており、昨年、通算3回目となるエコドライブ・コンクールの優良賞(交通エコモ財団)も受賞している。
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