宮田運輸 国際CSV事業部を立ち上げ、社会貢献と経済価値

 

 【大阪】宮田運輸(宮田博文社長、高槻市)は、新たに国際CSV事業部を立ち上げ、社会貢献と経済価値を持たせた事業を展開している。営業管理部の後藤昌代部長は「CSVは、『クリエイティブ・シェアード・バリュー』という英語の頭文字を取り、日本語に直せば『共通の価値の創造』という意味をスローガンに、様々なことを採り入れて事業に取り組んでいきたい」と話す。





 事業を始めるきっかけは、同社で約4年前から取り組んでいる、トラックに子どもの絵をラッピングする「こどもミュージアムプロジェクト」を本格的に全国に展開し、さらに人の優しさや思いやりを伝えるために、同事業部を立ち上げることになったという。日本だけでなく海外にも発信していけるように様々なことに挑戦していく予定で、同事業部の顧麗娜氏は「宮田社長が事業をするにあたり、範囲や境界線を作りたくないという思いから、世界に広めていけるように取り組んでいる。気持ちを伝えることで世の中が良くなるようにし、事業として成り立つことも証明したい」と意気込みを話す。





 後藤部長は今後、求職者や仕事の取引先から求められる企業は「社会貢献や人の思い、優しさを大切にしている企業」だと感じている。「時代のニーズにしっかりと対応していかないといけないと思っているが、まずは社員一人ひとりが思いやりを大切にして、自分に自信を持って働ける企業でないといけない。そうなることで会社も変わり、成長し続けていけるはず」と話す。

 社会貢献だけにとどまっていた部分を、対外的に発信していくために事業部を設けた。顧氏は「ボランティアだけでは継続していくのは難しい部分もあるため、この価値を世の中に知ってもらえるよう事業として取り組んでいく」と話す。さらに両氏は「メーンはラッピング事業だが、人の優しさを伝えていける事業を採り入れながら営業展開をしていきたい」と意気込みを話す。





◎関連リンク→ 株式会社宮田運輸

 

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