セイリョウライン こどもミュージアムプロジェクトのラッピングトラック出発式

 

 【愛知】セイリョウライン(幣旗貴行社長、大府市)は7月1日、参画した「こどもミュージアムプロジェクト」のラッピングトラックをお披露目し、出発式を行った。





 このプロジェクトは、大阪に本社を構える宮田運輸の宮田博文社長が発足させたもの。「なんとかして、危険運転・交通事故をなくしたい」ーーそんな思いや願いから生まれたのが「こどもミュージアムトラック」。子どもらが描いた絵とメッセージを乗せたトラックが日本中を駆け巡り、交通事故のない社会を目指している。当日は宮田社長、後藤昌代執行役員、緑警察署関係者も参加した。





 幣旗社長は以前、「こどもミュージアムトラック」を見かけた時から同社でも参画したい思いがあったことを説明。「今日は待ちに待った出発式。関係する皆さんの気持ちが一つになったトラックが完成し、本当に嬉しい気持ち」と話し、同社の経営理念である「Heart to SEIRYO LINE」になぞらえて、「このトラックはまさに、皆の心がつながった象徴。今日ここから発進することで、皆さんの気持ちを未来へつなげていきたい」と力を込めた。

 発起人の宮田社長は「子どもの1枚の絵で、人を笑顔にすることができるトラック。参加していただいたセイリョウラインさんと共に、明るい未来を目指していきたい」と述べた。東京五輪までに75万台のトラックを、子どもらのキャンバスにしたい構想も明かした。





 今回、導入されたのは2台。その1台に乗務する林秀和さんは「以前よりもさらに安全意識が高まった。子どもらの絵が描かれたトラックなので、まるで子どもと一緒に運行しているような気分になる。すごく良い取り組みなので、さらに広まってほしい」と感想を述べ、絵を書いた息子の莉玖君と留衣君は「絵を描いたときは少し恥ずかしかったけど、お父さんには安全運転で、これからも頑張ってほしい」とエールを送った。





 幣旗社長からは、担当乗務員に委嘱状を授与し、子どもらには感謝状を贈呈。参加者全員で、本社から出発した2台のトラックを拍手で見送った。同社では今後、さらに2台のミュージアムトラックを増車する予定。

 

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