宮田運輸 こどもミュージアムプロジェクト交流会「国内だけでなく世界へ」
【岐阜】こどもミュージアムプロジェクトを運営する宮田運輸(宮田博文社長、大阪府高槻市)は8月30日、プロジェクトに参画しているマルエイ運輸(中村滋男社長、岐阜市)で、初の試みとなる「こどもミュージアムプロジェクト企業交流会」を開催。全国からプロジェクトに賛同した17社・35人が、岐阜市に集まり交流を図った。
今回、交流会を開催するにあたり、プロジェクトを運営する宮田社長から、開催場所の提供を中村社長に依頼。中村社長が快諾し、記念すべき1回目の交流会が開かれることとなった。会場となったマルエイ運輸は、昨年からプロジェクトに参加。ガスを運ぶローリー車に、こどもらの絵がラッピングされているのはもちろん、会社敷地内にも絵が描かれて、乗務員や来客者の心を和ませる工夫がされている。今回の参加者は、「ぶじにかえってきてね!!」と施設壁面に大きく書かれた文字と絵の前で記念撮影した。
交流会の冒頭、宮田社長は「同じ思いを共有してくださった皆様に、集まっていただき本当に感謝している。この取り組みも8月末現在で、こどもミュージアムトラックは100台を突破し、36社の企業に参画していただいている。東京五輪までに更にプロジェクトの活動を加速させ、国内だけに留まらず、世界にもこの取り組みを広げていきたい」と思いを述べた。また、各参加者も自己紹介と共に、プロジェクトへの熱い思いを語った。
プロジェクトに参画している企業の事例紹介では、瀬戸市の高見起業(木全武雄社長)とマルエイ運輸が発表。瀬戸市で初となるISO39001の取得を果たした高見起業では、交通事故防止の新たなツールとしてプロジェクトに参加。地元警察署や小学校を巻き込んだ取り組みを紹介。紆余曲折を経て、乗務員の安全意識が変容してきたことなど、取り組みの効果を報告。
マルエイ運輸では、デジタコやドラレコ、その他の先進安全機器を導入するなど、ハード面を強化してきたが、プロジェクトに参画することでソフト面での充実に大きな効果に期待を寄せている。全従業員の安全意識の向上と共に、周囲のドライバーにも安全運転を意識させる狙いがある。また、発達支援スクールの生徒を招き、トラックに触れる場を提供するなど、社内の取り組み事例を発表した。
事例発表後、意見交換会を実施。活発な意見が交わされ、実りのある1回目の交流会となった。
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