阪神港海コン協会 宣伝カー出発式「コンプライアンス徹底を」
【阪神】阪神港海上コンテナ協会(山口与嗣雄会長)は9月7日、大阪市此花区夢洲東のコンテナシャシープールで、コンプライアンスの徹底を求める宣伝カーの出発式ならびに、同車の宣伝活動趣旨説明と協力を求めてコンテナターミナル会社を訪問した。
宣伝カーは、ボディー側面に大きく「コンプライアンスを徹底しましょう」の文字が描かれ、その中には「30分以上の待機時間記録は、国交省が義務付けしております。待機時間解消のためにドライバーは必ず記録しましょう」や「待機時間解消に向けての運動及び関係省庁に提出するためのデータ収集中」「過積載、名義貸し、違法駐車もデータ収集中」が車両ボディー側面や後方面に文字と写真が掲載されている。
同車両は月4回で今月と10月の2か月間、合計8回に渡り、コンテナ埠頭を運行する予定で、さらに佐賀里隆之常務理事の要請により、イレギュラーでの運行も予定されている。また、運転席にはビデオカメラが設置され、待機・滞留がひどいコンテナターミナルなどを撮影してデータ収集する他、同協会ホームページにコンテナターミナルでの渋滞状況をリアルタイムで放映することを予定している。
出発式終了後に、夢洲コンテナターミナルなど2社のコンテナターミナル会社を訪問し、山口部会長から担当者に対して趣旨の説明並びに「滞留問題解消についてはお互いの協力が必要で、ターミナル会社各社も待機・滞留解消に向けた取り組みが必要」と協力と理解を求めた。
これに対してターミナル会社関係者も「ターミナル滞留の改善にも取り組んでおり、今後はお互いの意見も話し合っていくことが必要。当社単独であれば話し合いの場も設けていく」と協力の意思を示した。