狭山入間交安協 交通安全運動出陣式「ピカッと作戦」で事故なくそう
【埼玉】狭山入間事業用自動車交通安全協会(川島満会長)は9月21日、狭山警察署が主催した「秋の全国交通安全運動出陣式」に参加。狭山市の地元住民をはじめ多くの買い物客などでにぎわう「狭山市ベルク・ベスタ狭山店」の駐車場を会場に、狭山署員をはじめとする狭山市や入間市の関係団体約160人が集まり、同21日から月末まで展開する交通安全運動の出陣式を行った。
狭山署の千葉保治署長は主催者あいさつで「交通事故死亡者数で埼玉県は全国ワースト2位、狭山署管内でも県内ワースト2位と言う状況にある」とし、「歩行者や自転車などが反射板を身につけて、少しでも早く存在を車に知らせて事故を防ぐ〝ピカッと作戦〟で、事故をなくしていきたい」と述べ、協力を求めた。
また、埼ト協で交通安全大使に任命されている噺家の林家たい平師匠も同イベントに参加し、狭山署の一日署長の任命を受けた。一日署長のあいさつとして「事故防止には心のゆとり、体のゆとりの両方が必要。事故は被害者とその家族だけでなく、加害者とその家族、関係者すべてを不幸にしてしまう」と交通安全の意識向上の重要性を話した後、白バイの先導でオープンカーに乗車、会場敷地内でパレードを行った。また、続いて、各地域を巡回する20台を超えるパトカーの隊列の出発を、敬礼しながら見送った。会場内では会場に集まった買い物客などに、交通安全標語入りの動物の顔を模した反射板キーホルダーや「命を守る早めのライトと反射板」の交通安全チラシ、クリアファイルを配布し、安全運転を呼びかけた。
会場には、ステージとして川島満会長が自社の啓和運輸から交通安全の啓蒙をボディプリントしたトラック3台を提供。川島会長は「天気も良く、交通安全大使のたい平師匠も忙しい中、時間を合わせて来てくださり、お蔭様で大変多くの方に注目していただけた。こういう活動は派手に行い、目に留まるようにすること、意識に残ることが必要。今日のイベントは、この地域の方の心に残ったのではないかと思うので、これからこの地域も事故が減っていくと期待する」と語った。