宮田運輸 「交通安全部隊」出発式、優しい心で事故防止
【大阪】宮田運輸(宮田八男会長、高槻市)は9月21日、高槻警察署や高槻交通安全協会、東三島輸送協議会が主催する、「交通安全部隊」出発式に参加し、こどもミュージアムプロジェクトのラッピングを施した大型車両10台を出動させ、業界や交通安全などについてアピールした。
以前から自社で取り組んでいた独自の安全対策が周知され始めたこともあり今回、高槻署からの依頼を直接受け、車両を出動させた同社。従業員の子どもが書いた絵をトラックの荷台に描き、安全対策に努めているだけでなく、自社以外の人にも安全意識を高めてもらいたいという考えでラッピングを始めている。
ラッピング車の導入後は、燃費の向上以外に世界に1台しかない車両への愛着なども湧き、車両がきれいなだけでなく事故件数が激減したいう。宮田社長は「自社の取り組みが認めてもらえただけでなく、高槻市として初の取り組みに参加させてもらえたことは非常にうれしく思っている」と話す。
また、「交通安全への意識向上だけでなく、優しい気持ちを育めるようにしたい」として、「町全体がそんな雰囲気になれば最高だと思っている。優しい気持ちになることで事故は必ず減ると信じている」と語る。
また、「子どもたちが指を差して、自社のトラックを見てくれることでトラックをアピールできていると考えている。そんなどもらの笑顔が大人を穏やかな気持ちにしてくれると思っている」と目を細める。
さらに、同社長はこの取り組みを自社だけでなく他社にもまねしてもらい、全員が安全に対する意識と優しい心が持てる社会にしたいと考え、賛同してくれる事業者を探しながら取り組みを広げていっている。
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