興和運輸 ピンクの車両導入、女性ドライバー仕様に
【愛知】「SUPER LOGISTICS TECHNOLOGY」を掲げる興和運輸(岡崎直人社長、名古屋市天白区)では、約1年半前からピンク色の車両を導入し、女性ドライバーの獲得や定着、モチベーション向上に役立てている。
同社のコーポレートカラーは緑色だが、鮮やかなピンク色に施された車両が街中を行く様子は、桜の開花時期と相まってインパクトも大きい。
ピンク色の車両を導入した経緯について、「当社の制服のデザインをお願いしている会社の社長から、『制服の色によって働く方の気分やモチベーションも変わってくる』とアドバイスを受けたのがきっかけ」と岡崎社長。グループ会社の新制服を導入する際に、ピンク色のシャツやウインドブレーカーを作成。「導入には不安もあったが、意外にも従業員の反応は良かった」と振り返る。
また、国内の大手自動車メーカーがピンク色の自動車を登場させ、世間の注目を浴びたこともあり、「トラックをピンクにしても面白いかも」との発想から、ウイング車2台と平ボディー1台をピンク色にした。
同社には2人の女性ドライバーが在籍しており、業務の流動性はあるものの、基本的には女性ドライバーがピンク色の車両を担当。制服のロゴ部分も緑からピンク色に変え、女性ドライバー仕様にしている。
「当社は重量物配送のイメージが強いが、女性も活躍できる場があるということを伝えたい。法律や時代の流れなどを考えると、女性の活用は必要になる」と岡崎社長は語る。
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