浅田運輸 こどもミュージアムプロジェクトに賛同、悪印象払拭で人材確保を
【大阪】「この車両で、従業員とその家族が笑顔になってくれるだけでなく、事故を起こさせない会社として環境づくりを行う必要があると考え、導入した」と話すのは浅田運輸(枚方市)の柳本照義社長。
同社は、宮田運輸(高槻市)が取り組んでいるこどもミュージアムプロジェクトに賛同し、車両を3台導入している。
同社長は、「今まで営業をメインに仕事をしてきたが、経営者となり、会社全体を見るようになった。安全な職場を提供し、若手が安心して働ける職場、社員の家族が安心して送り出せるような企業にしたい」と考えを話す。
「事故は年々減ってきている。これからは、安全な職環境を提供する企業が人材を確保できると考えている。当社の特徴は、関係する企業や家族を巻き込んでいけるようなアットホームな部分にあると思っている。これらを生かして安全をアピールしたい」と話す。
また、「業界のイメージは『事故が多い』『仕事がきつい』『給与が安い』と良くない。家族が業界に飛び込むことを拒んでしまうという話も聞くことが多いので、業界も変わってきていることを伝えたいと思っている。イメージを変えることで、業界に飛び込んでくる人を増やせれば」とも話す。
事故を減らし、働きやすい会社を目指すために、会社としてどう変化していくべきかを考えている同社長。「事故を起こさせない雰囲気と環境づくりが経営者と管理職の仕事だと考えている。この取り組みを通じて笑顔が絶えない会社にしていきたい」と語る。
同社長は「良い雰囲気が広がることで事故も減り、今働いている社員の子供たちが将来、会社に来たいと言ってもらえる企業にしたい。これからも色々なことに挑戦していく」と語る。