平中サービス 多治見観光PR大型デザイントラックの出発式を実施
「物流プロデュース」を掲げ躍進する、平中サービス(伊藤雅也社長、岐阜県多治見市)は昨年11月27日、多治見市笠原中央公民館前広場で、「災害時における緊急物資輸送等に関する協定」の締結式並びに、多治見観光PR大型デザイントラックの出発式を実施。多治見市の古川雅典市長、多治見市議会の加納洋一議長らが出席した。
災害時における緊急物資輸送等に関する協定概要については、デザイントラックの輸送による多治見のPR効果を踏まえ、災害時に被災自治体へ支援物資を輸送することを主旨とする協定で、多治見市と同社が締結。民間事業者との緊急物資輸送を主旨とする協定は、同社が初めての事例。市内他社でも、多治見市への協定の申し出があれば、順次締結を検討するとしている。締結式では、伊藤社長と古川市長が協定書にサインを交わし、今後の連携を確認した。
デザイントラックの出発式で伊藤社長は、同社の設立経緯や社名の由来、業務内容などを説明。今回のデザイントラックの導入について、「物流事業を通して、地域社会の豊かな未来を創造したいという思いや信条があり、何かできることはないかと考えていた。デザイントラックで多治見市の魅力を全国にPRするとともに、運送や物流の魅力と新たな可能性も発信していきたい」と力を込めた。続いて古川市長は「平常時は多治見市のPR、災害時には緊急物資を積んで現地へ運ぶことで、1つの事業で2つの効果がある。今後も2台、3台と増車していただければ」と大きな期待を寄せた。
デザイントラックには、国宝建築物と名勝庭園として有名な虎渓山永保寺、SNSで話題のモザイクタイルミュージアム、人間国宝による美濃焼が色鮮やかに施されている。
テープカット後に参加者が見守る中、同社のデザイントラックは多治見市の思いと、物流企業としての安全意識を積み込み、出発した。