新世通商 デザイントラック導入、創業20周年記念で初
【滋賀】新世通商(尾上佳弘社長、愛知郡愛荘町)では、創業20周年記念にデザイントラックを初めて導入した。 デザイン一つひとつに思いが込められており、尾上社長は「社内で一番ドライバーの手本といえる社員が乗ることになり、今後も社員が乗りたいと思えるデザインのトラックを考えたい」と話す。
今回のトラックは尾上社長自らが一から構想を練り、約3か月考え抜いた。デザイン会社と綿密な打ち合わせをしながら納得いくものに作りあげた。カンパニーカラーの青を背景に、社名や理念を英文字で表記。青い鳥には「幸せ」、チェッカーフラッグには「勝利」の意味を込めた。目を引くトラックは応募者を増やす効果を期待しているほか、あおり運転などの抑制や、背負う責任の大きさへの自覚を持たせるなどの意味もある。
同車に乗るのは勤続17年の無事故・無違反ドライバー。尾上社長は「来期から待遇面の改定も視野に入れているので、ドライバーへ会社の強い改革イメージをアピールするため、デザイントラックを導入した」と話す。
納車され、ドライバーは「傷つけないように今まで以上に安全運転します」と宣言し、社長は頼もしく感じたという。
デザイントラックには他社のドライバーから多くの反響があった。高速道路のパーキングエリアで停車中に、「何度かすれ違っていて気になっていた。トラックを見せてもらえませんか」と声をかけられることもある。尾上社長は「良くも悪くも目立つデザイントラックは、運転する気持ちも一層引き締まる。他のドライバーも、かっこいいトラックに乗りたいと追随してくれたら」と話す。
同社は安全装備など車両にお金をかけ、人材が入りやすい環境を整備しているだけでなく、福利厚生の充実やマイホーム購入などの支援制度、目標達成者に対する表彰など、社員が気持ちよく働ける環境にしている。また、今回のトラックをデザインしたクオカードを営業ツールとして制作。採用面接に来た求職者や取引先に今後配布予定だという。
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