松井急便 女性専用車両にデザインプリント

【トピックス】

 

 【岐阜】松井急便(松井善行社長、恵那市)はこのたび、かねて導入していた女性専用車両に華やかなデザインプリントを施し、その運行を開始した。(プリントは同市内の山本急行が施工)



 「女性専用の車両を設定したい」としてワインレッドに塗装された専用車を導入したのが昨年の12月。以来、同社では3人の女性ドライバーによって市内を中心に配送業務が行われてきたが、それだけに満足しなかった松井社長は「ボディーにロゴを入れたい」と、さらなるデザイン性を追求。やがてその思いは大きく膨らみ、「せっかくやるのであれば、インパクトがあった方が良い」と、当初の「ロゴ程度」のデザイン案を大きく進化させて、気がつけばボディー全体を覆うほどの大胆なものへと発展していった。



 「デザインの選定は、若い世代の意見を主に参考とした」と語る今回の導入に至る過程では、4つのデザイン案から会社の内外から集めた率直な意見をもとに、松井社長が最終判断。赤いボディーに踊る「Matsui Express」のアルファベット表記の社名をメインとして、その下部には同社ホームページのURLをプリントし、それらをよりいっそう際立たせるように大きくデザインされたスターのイラストが、鮮烈に目に飛び込んでくる。



 同車両のハンドルを預かる勝野千鶴さん、伊藤福子さんの2人は、「最初は驚いた」と完成した車両を表現したものの、「反響が大きく、『すごく良い』と言ってもらえる」「これを話題に会話が弾むこともあり、コミュニケーションの良いきっかけにもなる」といった街中での様々な効果にも言及。基本的に市内を配送している2人は、時に道路上で偶然遭遇することもあるそうで、「その際にはお互いの車に、それぞれ驚いたりもします」と笑顔も覗かせた。



 「街の中で目立つということは、しっかりと発信できているということ。注目度が高まれば高まるほど、今回の導入は成功と言える」と松井社長は導入後における一連の反応には高い評価。また、「同じタイプのものを増車して、女性ドライバー採用の機会づくりにもつなげていきたい」とも語り、春の好天の下にたたずむ同車両を見つめながら、充実感に満ちた表情を見せた。



 「隠れた人材」の掘り起こしは、どの事業者にとっても取り組むべき課題ではあるが、同社では積極的な行動力と柔軟な発想で女性ドライバーのあり方を新たに提案した。人材獲得競争の苛烈化が予想される今後では、こうした自社の発信力を高めるための動きが、いっそう求められていく。



◎関連リンク→ 株式会社松井急便

 

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