吉秀トラフィック 人材採用の間口広げる、離職率が改善
【京都】吉秀トラフィック(吉川秀憲社長、八幡市)では、柔軟な働き方を推進し、人材採用の間口を広げ、人材を集めている。
同社長は「昔ながらの仕事の仕方では人材は働きにくくなっている。働く人材に合った仕事を組み合わせていけるように取り組んでいる」と話す。
求人なども、自社で様々な工夫をしてトラックなどにQRコードや、八幡市の観光地、若者向けのデザインなどを施し会社のアピールに努めている。そのほかにも同社の敷地内に保育所を開設するだけでなく、従業員とその家族を招いた家族会などを開催している。
同社長は、「採用時からしっかりとコミュニケーションを図れるように様々な工夫を施している。一番の問題は面接時と実際に働いた時のギャップ。そのギャップをなくすために面接時などは配車担当者も同席してもらい、仕事の内容を決めながら進めることで退職者の減少にも努めている」と話す。
その他にも、気軽に相談などができるように新人向けの定期的な食事会・交流を催し、従業員同士で良好な関係を築けるようにしている。その効果もあって離職率が従来より、かなり改善されたという。
「時代にあった働き方をしないと人材は集まらない。正しいやり方などはないが、考えながら工夫して今後も人材確保と職場環境改善に取り組み、仕事をしていけるようにしたい」と意気込みを語る。