古都 「人が少しでも来るように」目立つデザインを採用
【京都】トラックを目立たせることで自社のアピールに努めているのは古都(原翔社長、京都市南区)だ。
今回、同社が導入した大型車両は箱全体にド派手なデザインを施している車両で、以前の会社名だけを大きく書いていた車両とは違っている。会社を立ち上げてまだ数年の同社だが同業他社が、目立つデザインの車両を走らせていることから、自社でも「会社名を知ってもらうチャンス」と考えて今回の導入に踏み切った。
若手ドライバーも多く、車好きなドライバーが「運転したい」と思うようなカッコいいデザインにこだわった塗装となっている。
また、ドライバーのステップアップにもつなげる考えでいる原社長は「会社の宣伝になるだけでなく、車好きの人材が乗りたいと思ってもらえる車両にしている。仕事をがんばってくれて前向きでやる気のある人材には、かっこいい車両が乗れる仕組みをつくった。昔のようなデコトラができない運送業界でドライバーが興味を引く車両にするために派手なカラーリングにしている」とし、「車両にはお金をかけて周りの会社に自社を知ってもらうことに加えて、人材が入ってきたいと少しでも思ってもらえるように気持ちよく働ける環境にしている」と話す。
同社長は、デザインを斬新にすることで新規の仕事の確保にもつなげる考えで、「名前と信用を得て顧客を獲得できればと思っている。仕事を獲得できれば利益にもつながる」と述べる。イベント機材などの配送で使用し、京都の運送会社が仕事をしているとアピールする狙いだ。
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