裕進運輸 ひまわり絆プロジェクト、代表者が表敬訪問
【三重】裕進運輸(渡部裕之社長、三重郡菰野町)は8月1日、「はるかのひまわり絆プロジェクト」代表の松島俊哉氏の表敬訪問を受けた。同プロジェクトは、阪神淡路大震災で自宅の瓦礫に埋もれて帰らぬ人となった当時小学6年生だった児童、加藤はるかちゃんの自宅跡地から群生した、ひまわりの種子を各地へ広めて人々とその思いをつないでいく参加者・協力者らによるネットワークで、2008年から活動が続けられている。
プロジェクトのことを知らなかった渡部社長は、当初自社のドライバーである佐藤喬男氏から出されたプロジェクトのデザインを施したPRトラック導入の提案に驚いたが、「従業員の願いであれば、叶えてあげたいと思った」と佐藤氏の熱意にも押されて承諾。7月から同車両の運行を開始しており、ハンドルを預かる佐藤氏は「行く先々で、驚くほどの反響があった」と、その効果を語る。
一連の動きを受けて「こんなことが起きるとは予想もしていなかった。本当にありがたいこと」と、松島代表は同社の協力に率直な感想を述べると、「『心豊かな地域社会をつくる』というプロジェクトの目的に沿った活動を引き続き進めていきたい」と力強くコメント。佐藤氏とお揃いの、沖縄の同志が制作したという黄色いポロシャツが、その笑顔をさらに際立たせた。
同社は、この日のために準備した同プロジェクトデザインのPRトラックをかたどったペーパークラフト100枚を松島代表へ進呈。会談後には渡部社長から直接、自社敷地内で育てられた「はるかのひまわり」の種子と共に手渡された。
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