海津運送 2台目の行政PRトラック、海津市役所で出発式

【トピックス】

 

 【岐阜】海津運送(山田琢哉社長、海津市)は8月20日、海津市役所で同社では2台目となる行政PRトラックの出発式を開催した。



 山田社長から同車両のハンドルを託されることとなった松田英明ドライバーは取材に応じ、「注目を浴びることの気恥ずかしさもあるので、最初は躊躇した」と指名を受けた際の感想を述べたが、最終的には社長の熱意に押されて承諾したとの経緯を明かすと、「任されたからにはしっかりとやりたい。身が引き締まる思い」と、新しい愛車を前にして決意を語ってくれた。



 開会にあたり、あいさつを行った松永清彦海津市長は「海津市の素晴らしいイベントの数々がトラックを通して発信されることは感激の極み」と述べて高く評価。「日本百名月、月見の森」「今尾の左義長」などの迫力ある絵柄が踊るトラックをバックに感無量といった表情を浮かべると、「山田社長には心よりの感謝を申し上げたい」と、同社に最大級の賛辞を贈った。



 それを受ける形で言葉を述べた山田社長は、2年前の初導入時の高い反響を振り返りつつ、このたびの出発式に謝意を表明し、「昨日納車されたばかりだが、とても気に入っている」と、山本急行(恵那市)が施工を行った新車両の出来栄えに言及。さらに「一市民として、一企業として地域に貢献したいとの思いで制作した。市の発展にお役立ちできれば嬉しい」と自身の心情をのぞかせると、深刻な人手不足に喘ぐ運送業界の現状に触れて「トラックが運ぶのは荷物だけではないということに気付いていただき、それが人を呼び込むきっかけとなれば」と、その効果にも期待。最後には「市のイメージを逆に下げないよう、安全はもちろんモラルやマナーの高い人間になれるように努めたい」と、山田社長らしい言葉で締めくくった。



 同車両はセレモニー終了後、松田ドライバーがコクピットへと乗り込んで参列者に見守られながら会場を出発。たくさんの視線と期待に押し出されるように動き出したトラックは、自らが背負う海津の街の中へとその姿を前進させた。



◎関連リンク→ 有限会社海津運送

 

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