鮎陸運倉庫 デザイン刷新のトレーラ導入「ドライバー希望が増えれば」
【大阪】鮎陸運倉庫(田中誠道社長、大東市)は、デザインを刷新したトレーラを導入した。
同社は、立ち上げ当初、鋼材関係をメインに平車6台で事業を開始したが、時代の流れなどでウイング車にシフトし、約20年前に完全にウイング車に変えてからは、トレーラを一時的に保有していなかった。
田中光洋取締役部長は、新たにトレーラを導入したことについて、「当時のコンプライアンスの問題もあり、撤退することを決めてからはトレーラでの仕事を止めていた。しかし、ドライバーからトレーラに乗りたいという話を聞いて導入することになった」と話す。
また、デザインを刷新した経緯については、「新社長体制になって同業種や荷主に挨拶回りをしていた時に、同業他社のトラックのデザインに惹かれたことがきっかけ。自社でもやってみたいと考えてトレーラの導入を決定し、デザインも考えた」と説明する。
田中社長は、「自社のイメージを変えたいと思っており、社名を英語表記で崩した文字で大きく明記するなどデザインに思いを込めた。今までのイメージを刷新し、代替わりしたことを全面に出したデザインとなっている」と話す。
デザインを刷新したことで現状のSNSに映えるようにもしたいと考えていた同社。今後は、SNSを通じて車両の情報を発信して若手が乗りたいと思ってもらえるようにしたいとも考えている。
田中社長は「車両を見て将来的にドライバーになりたいと考える人が少しでも増えてもらえれば。その中の一人が自社に来てくれればデザインを刷新した意味もある」と話す。
さらに、「思っている以上にコストもかからなかったので、今後も様子を見ながら第二弾を検討していきたい。見た目をカッコよくすることで人が集まる会社にしていきたい」と思いを語る。
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