キャリオン 岡山盛り上げ隊に賛同、ラッピング車を制作
【岡山】鮮やかなピンクカラーが目を引くボルボ製のトラクタ(写真)。このほど倉敷市で開催された「BUCHI BRIGHT CARNIVAL(ブチブライトカーニバル=以降ブチブラ)」の会場に登場した同車は、同市に本拠を構えるボルボ・トラック正規ディーラーのキャリオン(應本一樹社長)が制作したもの。8月中旬からデザインや色合いの打ち合わせを始め、10月に入って完成した。
ブチブラを企画した「岡山勝手に盛り上げ隊」は昨年の西日本豪雨の後、同市出身のタレント・MEGUMIさんが地元を盛り上げようと立ち上げた団体。ブチは「めちゃくちゃ」「すごい」といった意味の方言。倉敷アイビースクエアが舞台となったイベントには多数の有名アーティストが招かれ、チャリティ・アコースティックライブや、趣旨を理解した地元企業がチャリティ・マルシェを出店。スポンサー企業でもあるキャリオンは、ブチブラのロゴなどを装飾したトラクタを制作した。
MEGUMI隊長は今年2月、日本3大奇祭の一つである西大寺会陽(はだか祭り)を全国にPRしようと地元の運送3社がメインスポンサーとなって開いた初の節分祭に登場。会場に居合わせた應本社長は「そのときに同隊のことを知った。当時はまだインスタグラムのフォロワーも多くなく、ダイレクトメールで連絡したのが始まり。今回のイベントもそうだが、活動のコンセプトが明確なのがいい」と賛同。同社にとって初となるラッピングカーにチャレンジしたという。
ブチブラは来年も開催が計画されているが、それまでの期間については「同隊と協議しながらの話になるだろうが、活動の趣旨を理解してもらい、そのうえで要請があれば全国の地域イベントなどにも(同トラクタを)出動させたい」と同社長。また、今回の車両とは別に「あくまで個人的アイデアの段階」としつつも、「当社が貸し出し用のトラクタを用意し、イベントの目印として活用を考える顧客の要望に合わせたカラー、デザインに仕上げるような新事業にも関心がある」と話している。
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