宏栄産業とF─LOOP デザインプリント事業で提携
鉄鋼関連輸送をメインに事業展開する宏栄産業(林英司社長、大阪市大正区)はこのほど、かねて親交のあるFutajima Logi(田上圭一社長、同住之江区)グループのF─LOOP(同社長、同)と業務提携し、F─LOOPが手掛けるトラックボディーのデザインプリント事業などで販売協力をスタートさせた。
F─LOOPでは長さ13㍍のオートボディープリンターを保有しており、企業ロゴやオリジナルのデザインなど、あらゆるニーズに対応。花谷翔太主任は、「デザインは、持ち込みも、打ち合わせを重ねて弊社で作ることもできる。1台分だけデザイン料をいただき、2台目以降のデザイン料は不要」と説明する。
耐久性が強く速乾性のインクを使っているので、表面はすぐに乾く。波板や鋲の上からでも問題なくキレイにペイントできる。「洗車機を使うのは1か月ほど待っていただく必要があるが、手洗いなら大丈夫」で、「新車はもちろん、汚れた状態や、看板痕を見えなくするなど中古ボディーのリフレッシュにもご活用いただければ」と提案する。
デザイントラックのメリットとして明石泰次専務は、「企業イメージの向上はもちろん、ドライバーが気を付けて安全運転を心掛けるようになり、事故減少につながる」と説明。「トラックは威圧感があり、あおり運転をしていると間違われるケースも少なくないと聞く。かっこいいトラックはドライバーのモチベーションも上がり、人材確保という観点から見ても効果的と言える」。
作業は基本的に片面で1日、両面で2日、予備日として1日の計3日で仕上がる。車両は引き取りも持ち込みも対応している。売却時など消したいときは、特殊な溶剤を使うとキレイに消すことができる。データを保管するので、再塗装や部分補修も可能だ。さらに、平面であれば、事務所の看板やハイエースといった営業車にもペイントすることができる。
また、同社は花魁ジャパンの特約店として、LEDテールランプの施工や取り付けなどを手掛けているほか、TCDS(トラックカーゴデッキシステム=環境負荷の少ない荷台の床材)も扱っている。「トラックボディーに関してなら何でも相談して頂ければ」と明石専務。
宏栄産業の林社長は今回の提携について、「実際に施工された高品質なトラックボディーを見て、ぜひ応援したいと協力を申し出た。弊社のネットワークを使って、さらなる普及につながれば」と期待を込めて話す。
現在、宏栄産業ではF─LOOPとの業務提携を記念したコラボ企画として、特別価格でボディーペイントを施工する独自のキャンペーンを実施している。問い合わせは、宏栄産業の林社長まで。
◎関連リンク→ 宏栄産業株式会社