食品関係の仕事をメインに配送を手掛ける宮田運輸（宮田博文社長、大阪府高槻市）は、ＩＴ機器に頼るだけの環境対策だけでなく、人材の良心を育むことで環境対策につなげ、荷主企業との信頼関係を構築している。

　同社は、積極的にＣＮＧ車や太陽光パネルなどを各営業所に導入して環境対策を年々強化してきたが、人材の心を育む取り組みの一環で進めている子供の絵をトラックにラッピングするこどもミュージアムプロジェクトでＩＴ機器に頼らない安全運転をして燃費向上などにつながっている。

　宮田社長は「優しい心を持つことで安全運転になり、燃費向上につながり、環境にも優しい運転にもなる。一方的な環境対策を求めるのではく、社員の優しい心で環境に優しい運転をすることで会社にとってプラスになる」と意気込みを語る。

　また、大手荷主企業と取引する中で一番大切なことは品質向上だけでなく、環境への対策を会社としてどれだけ取り組むかが重要だと考えており、荷主企業の要望に対応するだけでなく、自ら取り組むことで自社社員も環境に対しての意識を高めている。

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