ハッスイトランスポート ラッピングトラックで焼津市PR
【静岡】ハッスイトランスポート(佐伯靖則社長)では地元である焼津市をPRするトラック車両の導入によって地域貢献への思いを形にしている。
他エリアにおける行政PRトラックの存在を知り、地域を盛り上げたいとする考えから第一号を制作したのが2020年5月。するが通商(杉本貴彦社長)の施工による焼津市公認マスコットキャラクター「やいちゃん」を盛り込んだかわいらしいデザインは好評を博し、大型から軽トラまで現在その数は7台にのぼる。
動きによる効果や反響について、佐伯社長は「最初は恥ずかしがっていたドライバーも乗りはじめると周囲からの声がけや『市を背負っている』という意識から安全運転への思いが強まり、車両も綺麗にする」と一連の好循環に言及。新たに納車されるものについてはラッピングをすすめているが、今では旧車両のドライバーから「自分の(やいちゃん仕様)トラックはいつになるのか」といった前向きな声が届くこともあると話して笑顔を見せる。
また各車両の絵柄の下には「さかなの街焼津」とのメッセージが印象的に添えられているが、これは社長の長女であるデザイナー佐伯鈴香氏によるもの。鈴香氏は大手食品メーカー等のパッケージデザインを担当するなど実力は折り紙付きで、同社のラッピング車両においてもその発信力を後押ししている。
同事業についてさまざまな波及効果を実感しているという佐伯社長は「やってよかったと思っている」と力を込め、その手応えに言及。今後についても同様の車両を順次拡大していく意向で、その展開に意欲的な姿勢だ。
◎関連リンク→ 有限会社ハッスイトランスポート