シャルダン商会 大型車を初導入、子どもの絵ラッピングで事故防止
【広島】ピアノ、オフィス複合機などの配送、据え付けを行うシャルダン商会(藤田哲也社長、福山市)はこのほど、「こどもミュージアムプロジェクト」に参加。社員の子供が描いた絵をラッピングした大型車を導入した。
同プロジェクトは、トラックに子供の絵をラッピングし、ドライバーの事故防止意識の向上を目指す活動で、宮田運輸(宮田博文社長、大阪府高槻市)が先頭に立ち取り組んでいる。藤田社長は「このトラックを見た人が優しい気持ちになり、事故も大幅に減るという考えに賛同した」という。
トラックは1月末に納車。同社では初めての大型車で、後部扉に社員の子供11人分の絵をラッピング。家族の顔やトラックを元気いっぱいに描いており、見た人が思わず笑顔になる作品が、一面に散りばめられている。子供には個人的にお礼の品を贈ったという社長。今後は2トン車へのラッピングも検討中だという。
なお、自身の子供も作品を提供した営業担当の藤田敏文常務によると、同車両は広島・大阪間で幹線輸送を行う予定。「上り荷の滞留の解消のため、傭車から自社での運行に切り替える。ピアノをはじめ〝かさばる重たい荷物〟があれば、相談してほしい」と話している。