山幸運輸 迫力の鬼炎太鼓をPR
【広島】広島から名古屋、関東方面に自動車部品や建材などを運ぶ山幸運輸(渡辺龍馬社長、福山市)では昨年9月、地元の和太鼓チーム「備後しんいち鬼炎太鼓」をPRするプリントトラックを導入した。迫力のあるデザインがチームの関係者だけでなく、近隣の同業者や住民の間でも話題になっている。
「太鼓の運搬用トラックを買い替えたいが、良い車が見つからない」と、旧知の仲だというチームの主宰者から聞いた社長。「今後の事業展開も見据えて、うちの車として4トンの箱車を調達することにした」という。
同社は大型の平ボディー中心で中型の箱車の導入は初めてのこと。偶然にも京都営業所の隣にトラックのプリント事業を手掛ける会社があり、「チームや地元のPRができれば」と両サイドと後部扉に、力強い太鼓の演奏シーンや町内に3基ある神輿をプリントした。
昨秋、「チームにトラックをお披露目した時、お礼に太鼓を演奏してくれた」と笑顔で振り返る社長。トラックは公演時の太鼓のほか、不定期で雑貨などを運んでいるが、「県外で写真を撮られたことも。チームや地元に興味を持ってもらえるのはうれしい」と話している。
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