金丸運送店 会社イメージの刷新を
【広島】金丸運送店(橘髙祥吾社長、福山市)は今春、会社イメージを変えようと、ロゴマークを作成。デザインチェンジしたトラックが3月下旬から運行している。
同社のトラックと言えば、赤味の強いオレンジ色の〝金丸カラー〟がおなじみだが、今回、創業から半世紀ぶりに刷新。「時代や仕事の変化に合わせて、会社のイメージ変えることを、この数年模索していた」と話すのは橘髙常泰専務だ。
その準備として、数年前から購入したトラックはキャビンも荷台も無地にしていた。「運送会社らしくないデザインを考えていた」とし、ロゴマークも新しく作った。
ロゴはKの字がモチーフで、矢印が中央を貫くデザイン。「Kの字を構成する4つのパーツを顧客・協力会社・社員・地域に見立て、当社を基点に、運んで終わりではないプラスαの関係性を表現した」という。
また、社名は「漢字のいかつさを和らげたい」とローマ字表記に。エクスプレスやトランスポートではなく、運送店の直訳である「SHIPPING STORE」を採用した。トラックの荷台には〝物流総活躍アシスト業として、物流に関わる人々と共に躍進します〟とのメッセージを英文で添えている。
オレンジとグレーの色組みは「グレーはトレンドで、上品。これも運送会社っぽさからの脱却の一つ」とのこと。新しいデザインのトラックは4台にまで増えた。衣料品や自動車部品などを積んで中四国を中心に関西まで走っている。
◎関連リンク→ 有限会社金丸運送店