山本急行 「ラリージャパン」PRトラックを制作、運行開始
【中部】山本急行(山本英史社長、恵那市)はこのほど、11月に愛知〜岐阜で開催予定のFIA世界ラリー選手権(WRC)日本ラウンド「ラリージャパン」における啓発を目的としたプリントトラックを制作し、運行を開始した。
これは過去に行政PRトラック3台を展開して交流の進んでいた同社へ市から提案があったもので、主催者側から市を経て提供された素材を使って山本急行がデザイン。担当の西尾章吾氏が「スピード感をテーマにした」と語るように、迫力あるラリーカーが躍動する姿がボディーへ描かれ、見る者にインパクトを与える車両が完成した。
先般、市内で行われた出発式には山本社長のほか、小坂喬峰市長や古屋圭司衆議院議員らが出席し、恵那市ラリージャパン活用推進実行委員会の山本好作会長は山本急行の協力へ謝意を表明しつつ、「ラリージャパンの経済効果はとても大きく、恵那市にとっても国内や世界に向けて発信するチャンス。トラックの運行を通じて『ラリーといえば恵那』と言われるようになれば良い」とあいさつ。また、小坂市長は「コロナ情勢下ではあるが、恵那市としてはなんとか実現したい」と熱意を述べて「そんな思いの込められたトラックだ」と表現した。
PRトラックは今後、運行を続け、関連イベントでは展示も視野に活動を推進予定で、山本社長は「おかげさまで良い車両が完成した。このトラックを見た方にラリーを含めた観光で恵那へ来ていただきたい」とコメント。同社は世界的なコンテンツの周知に関わる協力を通して、地域貢献の幅をより広げる形となった。
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