名備運輸 障がい者アートトラックを製作
【愛知】名備運輸(丸川靖彦社長、小牧市)は、50周年記念事業の一環として障がい者アートを用いたデザインのトラックを製作した。
これは、周年事業を社会福祉に役立てたいという思いから取締役の丸川翼氏が中心となって企画し、社会福祉法人あいち清光会(小牧市)の協力を受けて実現したもの。丸川氏は前職の就労支援施設での勤務経験などから、障がい者の社会参加などへの関心が高く、同法人の施設長が知人であることも手伝って、社内報でのアート作品使用やトラック背面の装飾を提案。同社では、以前から障がい者雇用の取り組みや市内の就労支援施設の製品を利用するなど支援に積極的な姿勢を取ってきた経緯もあり、社長からの後押しを受け、今回の車両製作に至った。
完成したトラックのお披露目では、イラストの作者らから「大きい絵になって嬉しかった」「また描きます」などと感想が述べられ、丸川社長は、「このあたたかいイラストの数々は、地域の皆さんに優しい気持ちをお届けできると信じています」とコメント。
丸川氏は、障がい者アートが認知されつつある昨今の状況に言及。今後も、ニュースレターでのイラストの使用など継続支援の姿勢を示した上で、「障がいの有無に関わらず、人は社会とのつながりが大事。このトラックが障がい者やアートへの理解のきっかけになれば」と思いを語った。
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