富士運輸（松岡弘晃社長）のグループの東和運送（同、本社・大阪市西区）は６月24日、大阪市西成区の共和（杉原正博社長）本社・工場でラッピングトラック出発式を開催した。

　ゴムバンド製作して１００年が経過し、ゴム製品のパイオニアである共和のオーバンド（輪ゴムで親しまれている）の製品を４トンウイングトラックボディー両面と後方に描かれたラッピングが今回初めて製作され、同社で出発式を行った。

　出発式では、東和運送の小田原武会長が「商品を預かって目的地まで無事に届けるのが我々の使命である。様々な地域をトラックで走行する中で、荷主企業の製品をアピールしていくことで輸送依頼を得ている同社にとっても発展につながる。今後も共和の力をお借りして大型車でのラッピングトラック導入も実現していきたい」とあいさつした。

　共和の杉原社長は「同社の代表的な標品が描かれたラッピングトラックを作成していただきありがとうございます。オーバンドはゴムバンド製品製作から１００年が経過し、黄色と黒色の模様で描かれているオーバンドとしてブランド化されていて、多くの人々から今も人気を集めている商品です。同ラッピングトラックを見かけてＳＮＳなどでも投稿され取り上げられれば今以上の人気・知名度を持つことができる。今後同車両が毎日多くのところを運行しアピールされることを期待したい」とラッピング車運行に喜んでいる。

　また、来賓で東和運送に輸送受託を行う紀泉運送の山本昌康社長は「輸送協力をいただいている東和運送が荷主である共和の商品アピールと企業イメージアップに今後もつながるように共和のアピールを行ってもらいたい」とあいさつした。

　あいさつの後、ラッピングトラックの出発式が行われ、共和の多くの社員が見守る中、鮮やかなラッピングが施されたトラックが出発した。

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