ジャパンクリエートアグリ 「ナマハゲトラック」がうれしい影響及ぼす
見る者に強烈なインパクトを残す、ナマハゲトラック。
秋田県湯沢市を拠点に、大型・中型車で関東方面へ配送を手がけるジャパンクリエートアグリ(佐藤卓司社長)の顔である、ナマハゲをラッピングしたトラックは、5年ほど前から全国を駆け回っている。
同トラックをスタートさせた当時、ご当地PRのラッピングトラックが増えてきた時期だったという。一目見て、秋田のトラックだと分かる、会社のPRになるものを模索した結果、「ナマハゲ」に行き着いた。
そしてナマハゲトラックの導入後、交通事故や離職率の目に見える減少、また取引先で喜ばれるなど、嬉しい影響が多く見られたという。
同社で営業部長の髙野雅臣氏は、「デザインはドライバーに選ばせているので、一つも被らない」とし、「ドライバーの専用車ということもあり、トラックをより大事にしてくれ、安全運行につながっている」と話す。
地元秋田では、「鬼のトラック」として親しまれ、県外でも写真撮影を頼まれるなど、人気を博しているようだ。
SNSではナマハゲトラックを見かけたとの投稿も見受けられ、さらにはSNSを通じた若いドライバーの採用にもつながっているという。
そして同社では毎年、小学生向けに社会科として物流の授業を行っている。
髙野氏は、「子どもたちに実際にトラックを見て触れてもらい、物流の仕組みや運んでいるものなどについて伝えている」とし、「現代は、ワンクリックで簡単に荷物が届く時代。物流が止まれば生活に支障が出ることを、子どもたちが理解してくれたら嬉しい」と話す。
授業を受けた生徒たちのなかから、将来ドライバーになりたい、という声も聞かれるという。
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