カヤノ物流 「乗りたい!」を入り口に、体験型イベントを初開催

カヤノ物流(茅野敏明社長、愛知県丹羽郡大口町)は7月27日、カスタムトラックで知られるリバティーウォーク(同尾張旭市)とコラボし、本社敷地内で体験型イベントを初開催した。
多くの家族連れでにぎわった展示会場には、迫力あるトラックのほかフェラーリやランボルギーニなどのカスタムカーがずらり。トラック同乗走行体験には順番を待つ列が途切れることなく続いた。また、塗装やフォークリフト操作の体験コーナー、キッチンカーなどの出店のほか、ステージではリバティーウォーク代表の加藤渉氏によるトークショーやじゃんけん大会が繰り広げられた。
子どもから大人まで楽しめる内容で、来場者からは「こんなにトラックと車が集まるイベントは初めて」と驚きの声。子どもたちは「カッコいい!」「乗りたい!」と目を輝かせ、「すごい!」の声を連発した。
茅野社長は「以前は求人を出してもなかなか応募がなかったが、リバティーのトラックのおかげで『乗りたい』という若者の入社が相次ぎ、今では人があふれるほど。SNSや街中での注目が社員のモチベーションにもつながっている」と話す。
今回の企画は、次世代に物流業界の魅力を伝えることを目的に実施されたもの。実際に入社した若手ドライバーが弟をイベントに連れてくるなど、未来の担い手に憧れを届け、業界への入り口を広げるきっかけを作ることとなった。
加藤氏も「今ドライバーをしている人材を奪い合うよりも、子どもたちに将来トラックに乗りたいと思ってもらえるような動きを。そのためには業界全体で盛り上げていくことが大事」と呼びかけている。
◎関連リンク→ 有限会社カヤノ物流
2025年9月 1日