高雄運送 「コロナに負けないで」プリント車で応援
【広島】高雄運送(日髙一傑社長、広島市安佐北区)はコロナの影響を受けた飲食店を応援しようと、このほど取引先のキャラクターや商品をプリントしたデザイントラックの運行を始めた。
トラックは、同市中心部などに12店舗を展開する「餃子家 龍」の配送車だ。店を運営する井辻食産(井辻龍介社長、同市安佐南区)は当初、セントラルキッチンから自主配送を行っていたが、両社長が旧知の仲だったこともあり、1年ほど前から高雄運送が店舗への配送を担う。
今回のデザイントラックは、日髙社長の提案で実現したもので、「『龍』をPRすることで、皆が少しでも元気になれば」と導入を決めたという。堀越車体(十川孝行社長、同市西区)が施工。使用中の車への印刷で、ボディーのリフレッシュもできた。
デザインは、片面には焼き立てのおいしそうな餃子の写真をプリント。もう一方の面と後部扉には、「ぎょうざ坊や」ら、店のオリジナルキャラクターが登場。QRコードも印刷し、街で停まっている車を見かけたら、その場で店の情報を検索できる工夫も施した。
赤が基調で目を引くが、日髙社長は「目立つからこそ、コロナ禍で大変な今、店を盛り上げる手伝いができる。キャラクターがかわいいこともあって、いろいろな所で好評」と話す。
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