丸山運送 ボディープリント事業開始、地域貢献や幅広いPRに
【三重】丸山運送(堀岡孝社長、伊賀市)では昨年からボディープリント事業を展開。新たな柱として力を注いでいく。
「地域貢献や幅広いPR、自社のイメージ向上やドライバーのモチベーションアップなどにつながるもの」。導入へと至った理由について堀岡社長はそう語り、〝動く広告塔〟であるトラックボディーの可能性を指摘。数年前に取り組んだ伊賀市の行政PRトラックでも、その効果を実感していたと話す。
同社に大型プリンターが設置されたのは2019年秋のことだったが、正式に準備が整ったのは2020年春で、まさに世はコロナ社会の幕開け期。社長は「受注予定が流れたりと、大きな影響を受けた」と当時を振り返り、思わぬ荒波での船出に苦笑いを浮かべる。
また一方で、社長はコスモス観光という旅行業の代表を務めており、長期間におよぶ自粛がもたらしたダメージに言及した。感染症の蔓延に際しては、二重の打撃を被った形となったが、それでも両事業の未来を見据えては、前向きな相乗効果を視野に入れて、気を取り直している。
今後に関しては「声がかかればしっかり対応していきたい」とボディープリント事業への積極的な姿勢を明示。自社サービスであるトラック、バス、観光を交えた前向きな展開を胸に、巻き返しを狙う。
◎関連リンク→ 丸山運送株式会社