萬運輸と仙台配送 中継専用トラック2台目、両者を象徴する配色デザイン
【神奈川】萬運輸(東海林憲彦社長、横浜市鶴見区)は2月26日、新しいトラックの納車式を執り行った。今回導入されたのは、同社と仙台配送(尾上寿昭社長、宮城県仙台市宮城野区)との中継輸送に使用される車両のひとつ。同社では、仙台配送との中継輸送を始めるにあたり、オリジナルデザインを施した専用車両を用意。先にデビューを飾った1号車は、左右のボディーのデザイン、キャビンの色を2社のデザインで塗り分けるという斬新なものだった。
2台目として導入された本車両については、ボディーの片側を萬運輸のコーポレートカラーである青、もう片側を仙台配送のコーポレートカラーである緑をベースカラーとして採用。両社のコーポレートカラーの上には「物流の未来」「Essential worker」「人々の想いをつなげていく」「使命」「ライフライン」など、トラック輸送が担う社会的使命をテーマとしたキーワードが並ぶ。
こちらのデザインは同社が所属する神ト協(吉田修一会長)の広報物で使用されていたもの。感銘と共感を得た東海林社長が協会の許可を得て、トラックのデザインとして採用した。あおりの内側には現場で提唱されるフォークリフト荷役に関する安全6箇条が書かれており、荷役事故の防止を啓発する役目を果たす。
仙台配送との中継輸送は今年2月からスタート。神奈川県と宮城県をつなぐ中継地点のトラックステーションやサービスエリアで、両社のドライバーがトラックを乗り換え、中継を行う新しい試みで、配送の効率化やドライバーの労働環境改善を目的としている。労働時間の短縮については、目的であった日帰り運行を実現しているという。専用車両は2県の物流を結ぶ架け橋として活躍する。
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