岡田商運 3年ぶりに祭り開催、社会貢献も徐々に再開
【岡山】岡田商運(岡田好美社長、岡山市中区)はこのほど、12台目となるラッピングトラックを製作。同社はこれまで岡山県や岡山市、総社市などの地域振興や施策支援、地元に本拠を置く女子バレーや男子バスケットのクラブチームを応援する車両などを次々と考案し、いずれも自前で作ってきた。
今回のラッピングは、総社市が進める「障がい者雇用1500人」事業をPRする内容。同市は2017年11月に、障がい者の雇用促進と就労の安定化などに向けて専門委員会を設置しており、ラッピングのデザインは同市の地域自立支援協議会の協力を得て、市内で活動する人たちの様子がモザイクアートで表現されている。
一方、コロナ禍で2年続けて開催を断念した「オカショウ春祭り」を5月8日、3年ぶりに実施する方向で準備を進めている。地域の中小事業者が単独で企画・運営するイベントとしてはスケールが大きく、今回も働く自動車のほかにスーパーカーや旧車、ハーレーなど多数が集結。ライブや各種のパフォーマンス、会場となる本社構内には飲食屋台も50店が軒を連ねる予定だ。
「夏の盆踊り大会もそうだが、コロナで中止してきた地域貢献活動も徐々に再開していきたい」と岡田社長。本業では2025年2月をめどに本社の移転計画も進めている。すでに現本社の周辺で1万3000坪の用地を確保しており、2階建て延べ床240坪の事務所棟と、同4000坪の2階建て倉庫を建設する予定で、完成すれば近隣における保管能力は6600坪に拡充する。
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