晃栄産業 「安全」を車体で表現、保有する全車両にプリントへ
【広島】家具や雑貨類の輸送、小口商品の集配を行う晃栄産業(矢田晃一社長、広島市中区)は、安全対策の強化としてトラックボディーに社名を大きくプリントする取り組みを始めた。
同社は以前から安全を徹底してきたが、矢田社長によると今回のプリントトラックは、ドライバーの安全意識を高く保つことが目的だという。ボディー側面には社名とロゴマークを大胆に配置。色は落ち着いたネイビーながら迫力あるデザインだ。
施工はトラックプリント事業を手掛け、社長同士が友人でもある堀越車体(同市西区)に依頼。今夏にプリントを始め、現在4台に施工が済んだ。保有する約30台すべてにプリントする予定だという。社長は「世間から注目されるので、いい加減な運転はできない。ボディーのデザインに加えて安全、丁寧な運転をしていれば、会社のPRにもなるのでは」と話す。
なお、同社のグループ会社で、倉庫業などを手掛けるケイエスが今年3月に許可を得て、トラック運送事業を始めている。「倉庫業が落ち着いたタイミングで業務拡大を考え、ケイエスでも運送事業を行うことにした。業界が大きく変わる今だが、20年以上運送業に携わった知識、経験を生かして会社を成長させたい」(社長)と先を見据えている。
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