大森運送 11拠点つなぐリング、すみ分けで意匠一新
【広島】大森運送(大森博文社長、呉市)は、このほど納車したボルボ製、スカニア製のトラクタ3台のデザインを初めて一新した。ボディーカラーに映えるようサイドに社名を大きく配置。外車に乗務する若手ドライバーのモチベーションアップを期待し、車両のすみ分けを進める考えだ。
同社は重量物のより安全な輸送を考慮し、10年ほど前から外車のトラクタを入れ始めた。現在はボルボ6台、スカニア5台が稼働中で、乗務は20代、30代の若手が中心。大森社長は「外車の導入は活躍しているドライバーの要望に応えるのと同時に、若い人がかっこいいトラックに乗っているというアピールにもなる。乗りたいという問い合わせはコンスタントに入ってくる」と話す。
今回、施工はトラック関係のデザイン事業を手掛けるJMD(菅野望社長、宮城県柴田郡大河原町)に依頼。大森社長が東北営業所の所長時代から信頼する菅野氏に新しいデザインを任せた。
ロゴは、誠実さを表すネイビーの文字で縁取りのシルバーは「光の加減で色味が変化するインクを使う。一日のうちでも見る時間で表情が変わる」(菅野氏)。青鷺をイメージしたという〝大森ブルー〟と調和し、全体を引き締める効果も。全国11か所の拠点をつなぐ意味で、2つの「O」の字に架かる輪も特徴的。
3台は関東営業所に納車する予定。今後も業務内容を考えバランス良く配備するが、大森社長は「若手の活躍のステージとなるよう、外車を積極的に入れていきたい」と話す。
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