プロバスケットボールチーム「大阪エヴェッサ」とＦｕｔａｊｉｍａ　Ｌｏｇｉ（田上圭一社長、大阪市住之江区）のコラボによるデザイントラックが、このほど完成した。新型コロナウイルス感染拡大防止への啓発活動として作製されたもので、大阪府下をメインに走行し、各地で啓発に努める。

　重トレーラでの鋼材輸送をメインに、雑貨輸送やコンテナ輸送、倉庫業、工業薬品販売部、ボディープリント、ＴＣＤＳ（トラック用床材）など多角的経営を進めている同社。さらに、地域社会とスポーツ振興を応援することを目的に、「大阪エヴェッサ」のオフィシャルパートナー（ゴールドパートナー）にもなっている。

　今回完成したデザイントラックは４㌧ウイング車で、エヴェッサがデザインを提供し、Ｆｕｔａｊｉｍａ　Ｌｏｇｉのグループ会社であるＦ-ＬＯＯＰが施工。側面には「コロナ対策！　出来ることを続けよう！」の文字とともに、エヴェッサのキャラクター「まいどくん」が感染予防への取り組みを紹介。また背面は、田上社長のアイデアで、「ソーシャルディスタンスだけでなく、車間距離も取りましょう！」と、運送事業者のトラックならではのメッセージが描かれており、「コロナが終息してからでも使用できるデザインとして考えた」と田上社長は説明する。

　「エヴェッサさんとコラボすることで、よりメッセージを伝えられるのでは」と経緯を語る田上社長。「全国で緊急事態宣言が解除されたとはいえ、ウイルスとの戦いは終わってはおらず、今まで以上に気をつけた生活を送らないといけない。せっかくここまで頑張って押さえ込めたので、これからも一人ひとりが、このプリントしたトラックにある予防策を最低限忘れないようにしていただければ」と、終息への願いを込めて話す。

　大阪エヴェッサの営業部の林さくら氏は、「感染防止を周知するためにコラボを組ませて頂いた。１日も早い終息を願う気持ちは同じ。啓発活動によって、お役に立てるのであればとの思いで賛同した」と語る。

　なお今回のデザインについて、エヴェッサのパートナーの運送会社のトラックであれば掲載可能とのことで、「エヴェッサさんを通じてご依頼いただければ、割引価格で施工させていただく」（田上社長）という。

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