福井ト協 ラッピングトラック出発式、広報的な役割にも期待
【福井】福井ト協(清水則明会長、ラニイ福井貨物)はこのほど、福井市内で「くらしを守る応援メッセージPR事業」によるラッピングトラック出発式を開催。これは新型コロナウイルス感染拡大の影響による厳しい情勢下で懸命に輸送業務にあたっているトラックドライバーと併せて、日本の経済や暮らしを様々な分野で支えている人々へ向けてエールを送ろうと企画されたもので、会場には荷台後部に統一デザインが施されたトラックが、ずらりと6台並べられた。
今回の事業に参加したのはラニイ福井貨物(福井市)、北陸トラック運送(同)、コーフク商運(同)、三国(坂井市)、大日運輸(勝山市)、ひまわり運輸(越前市)の6社で、デザインには県ト協が制作した業界PRアニメーションを採用。馴染みやすい絵柄には「日本の生活を守る皆さん今こそ頑張りましょう」「Drive with Pride」「僕らが日本の物流を支える」とのメッセージが添えられ、出席した各車両のドライバーには同協会からの委嘱状が、清水会長から直接手渡された。
事業に協力したコーフク商運の今中悟央常務は取材に応じ、「コロナ下で頑張っている人たちを応援しつつ、社会のライフラインを支えていることを自覚して、安全で安心な輸送を心がけたい」とその気構えに触れ、「車両も目立つので、他の見本になるような、いつも以上の思いやり運転が求められる。車両を通して元気を届けたい」と力強くコメント。
また出発式の様子を見守った清水会長は事業の趣旨とトラックが担っている社会的な意義を踏まえた上で、「県の内外を走行するので、なるべく多くの人たちに見てもらいたい」とラッピング車両における広報的な役割にも期待を寄せ、「皆さんに力を与え、業界への理解も深まれば良い」との見解に言及した。
◎関連リンク→ 一般社団法人福井県トラック協会